愛で世界を守りたい


趣旨

 

 私たちは、日本の南端の、小さな町指宿市でいぶすき映画祭を開催し、国内外から集まった優れた短編映画を上映する事により、市・県民、来訪するお客様とともに演劇、美術、文学、音楽、そして現代科学まで含む最高の文化の一つである映画を楽しみ、総合芸術と文化の恩恵を享受し、日本、鹿児島、指宿の社会、未来に貢献したいと考えます。

 

目的

・子どもたち、青少年をはじめとする市民・県民、指宿市を訪れる全ての方々に映画を通して様々な文化の薫陶を提供し、多様な価値観を尊重し、あらゆる持続可能な世界を目指します。

 

・高齢者に映画、映画祭で人生に寄る辺を見つけ、新しい価値観とともに社会に還る道標の提供を目指します。

 

・社会、街を映画という総合的な価値観を持つ文化によって生き返らせ、子どもからおとなまで、生きる限り未来に夢を見ることができる街にしたいと考えます。

 

・指宿市の子どもたちは映画館のない街に暮らし、映画文化から遠く離れているため、海外の名作にも、日本の映画にも触れる機会が少なく、情報も届きにくい状況です。この街に且つてあった3軒の映画館で楽しんだ世代の方々は映画に触れたいと思っていますが、映画館のない指宿ではそれもまた難しいのが現状です。そのために映画祭で新しい、あるいは懐かしい映画を提供し市県民ばかりではなく新たなお客さまにも楽しんで頂きたいと考えます。

 

・世界的なコロナ禍で多くの人が身も心も疲弊し、私たちの町指宿も鹿児島も通りには人が少なくなり、基幹産業である観光・飲食業、それに繋がる一次産業も二次産業も力をなくしています。

 出口の見えないこの状況を少しでも明るく希望の持てるように変える為にも、娯楽として、文化として、今この時こそという思いで、社会に優しさを充分に蓄え、私たちが住んでいるこの街に、優しく寄り添う癒しを与えてくれる映画文化が必要だと考えます。

その目的のために私たちは「映画祭」が必要だと考え、第5回のいぶすき映画祭を開催します。